友達がいない悩みや寂しさについて【カウンセリングの視点】

恋愛 仕事 友人関係 学校

2023.04.14

友達がいない悩みや寂しさについて【カウンセリングの視点】

友達がいない悩みや寂しさについて

友達ができない寂しさで悩んだりすることはありませんか?

一生懸命仕事をした後、久しぶりの休日を楽もうと思った時。

カフェやレストラン、出かけ先でふとした瞬間。

友達がいないことやできないことに、寂しさや悩みを感じてしまうことはありませんか?

友達がいると『共感や共有』できる

友達がいるとどのようなことがありますか?

友達なら気軽に話をしたり、相談ができる

一緒に出掛けたり、食事ができる

遊園地など、一人で遊びに行きづらい場所へ行きやすくなる

などの、『共有や共感ができること』『孤独ではないこと』への面は大きいのではないでしょうか?

一人でいると『自由』と『自分の時間』が保てる

一方で、友達がいることで

一人の時間がとりづらい

自分の意見だけで行動できない

相手に気を遣う

等を感じることもあるかもしれません。

つまりは、『自分の時間が大切にできること』『一人であることへの自由』という面は大きいのかもしれません

友達がいないことへの悩み、友達関係を築くのが苦手と感じる方は意外と多い

友達がいないことへの悩みや、なかなか友達関係を築くのが苦手であると感じる方は意外と多いです

時に、カウンセリングで別の内容を扱っている時に、たまたま話題に上がりカウンセリング内でも取り上げることはあります。

友達が少ないと思うこと、友達を築くのが苦手と感じるのはどうしてか?

このような質問を相談者に投げかけてみると、それぞれの相談者から

・相手に、遠慮してしまう

・自分の都合に、相手を合わせさせることが苦手

・相手のペースに自分が合わせるのが苦手

・相手が本当はどう思っているのか不安になる

・自分の行動が知らないうちに相手を傷つけてしまうかもしれないと不安になる

といった想いを教えてもらうことがあります。

内面にある『過敏性』『自己肯定感の低さ』が影響していることもある

時に、これらの考えは根底に

・自分に対して自信がなく、自己肯定感が低い

・人の言動に敏感である

・周囲の人に気を遣いすぎる

などの傾向があることが少なくなく、

根柢にある、メンタル面に注目しながら、

『友達と過ごしたいと思う時はどんな時か』

『どう過ごしてみたいと思うのか』

『友達でないと解決できないのか』

『声をかけてみたらどんな反応があると思うか?』

『実際に声をかけてみたらどうだったのか?』

相談者やエピソードに応じて、根底にある内面の過敏性に注目しながら、

友達に対する認知面や、一人でいる孤独への耐性の低さについて取り上げることも少なくありません。

さいごに

今回は、友達がいないことへの悩みや寂しさについて解説をいたしました。

相手に対する遠慮を感じている方も少なくなく、友達がなかなかできづらい事や寂しさにの根底には自身の過敏性や自己肯定感の低さが影響していることも少なくありません。

また、友達がいることで得られることや目的など、認知面や孤独への耐性についても考慮する必要があります。

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監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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