仕事 友人関係 学校 心理
2023.04.20
嫌がらせをされやすい人の特徴と心理面を解説します
INDEX
嫌がらせをする人の勝手な都合や理由で『いやがらせ』
職場や学校などの、集団の環境で嫌がらせ行為というのはゼロではありません。
嫌がらせをする相手は、【嫌がらせをする側の理由や勝手な都合で、相手に対して嫌がらせ行動を起こしている】ことは多いです。
嫌がらせをされやすい人はいる
しかし、嫌がらせをされやすい傾向のある方はやはりいらっしゃり、それに悩まれて相談に来られる方は少なからずみえます。
『嫌がらせをする人』、あなたにとっては遠ざけたい相手であるにも関わらず、なぜ気が付いたら嫌がらせする人があなたにどんどんアプローチしてしまうのでしょうか?
嫌がらせをされやすい傾向とは
嫌がらせをされやすい傾向の方に、
・ついつい謝ってしまうのがクセ
・いざこざや問題を避けることを最優先に行動してしまう
・『嫌』とか『やめて』という自分の意思をはっきりと言えない
・少人数でなく、多人数の人とコミュニケーションをとるのが苦手
・あなたに魅力があり、嫉妬や妬みの対象となりやすい
という方は、割と多いように感じます。
しかしこれらの傾向は、円満な人間関係の構築や、長く深い人間関係の構築において大変重要な事であり、決して悪い傾向という意味ではありません。
付き合いやすい良い面が、嫌がらせをする人にとって『都合の良い相手』に
しかし、これらのあなたの行動や傾向は、嫌がらせをする側に対して、嫌がらせの抑止力にならなかったり、嫌がらせをする相手が次第に、あなたを粗末に扱う理由にもなりかねません。
あなたの傾向と対策を知り、『嫌がらせをする人にとって都合のいいヒト』になりすぎない
『ついつい謝ったり』『いざこざを避けることを優先』『嫌とはっきり言えない』『グループでのコミュニケーションが特に苦手』
背景には、過敏性や自己肯定感の低さだけではなく、特に『他者の評価を気にしすぎ、左右されすぎてしまっている』『自分の事をどう思われているのか気になり不安』という傾向が大きくあるようにおもいます。
カウンセリングの場では
このように、自分の傾向や、行動の特徴をひも解いていくと、人間関係に関する『あなたのクセ』が見えてくることもあります。
『必要以上にあやまちを認めすぎていないか?』
『いざこざを避けるために、苦手な人にも取り入りすぎていないか?』
『自分の意見を伝えることを、ネガティブにとらえすぎていないか?』
もちろん相談者の皆様それぞれに、背景や傾向・特徴は異なります。
カウンセリングの場では、カウンセラーや心理士からではなく、対話を通した相談者みずからの気づきをとても大切にしています。
人間関係には『目的に応じた』適切な距離がそれぞれある
そのような、気づきや自分の傾向を理解することで、
『無理して人間関係を構築しなくても良い人はたくさんいる』そして
『自身もそのような無理した人間関係を広げようとしなくて良い』
と、相談者自身が目的に応じた選択をして、
嫌がらせの相手に対して、
『敢えて距離をとる』『必要なことははっきりと伝える』『もっと相手にしない』という行動をとることも少なくありません。
さいごに
嫌がらせをされやすい傾向について解説をいたしました。
円満な人間関係の構築や、気の合う人との深い人間関係の構築において大切な、配慮ある行動は、時に嫌がらせをするような相手にとっては『都合のいいヒト』になりかねません。
そして、親密さの相手によって使い分けるべき行動は、あなたの『他者の評価を気にしすぎ、左右されすぎてしまっている』『自分の事をどう思われているのか気になり不安』という思いが強くなるほど、人間関係に支障を来してしまうこともありますというというテーマで記事いたしました。
自分の内面の癖に気が付けることで、より柔軟な対応の選択ができることを願っています。
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監修者
カウンセリングルームここまり医師
医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。
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