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2023.04.13
悩みの相談『友達とカウンセリングへの相談』はどう違うの?
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悩んだ時、辛いなと思った時
仕事や学校、更には家庭の事で悩んだり、辛いなと思うことはありませんか?
そんな時、誰かに話を聞いて欲しいと思うことは少なくないかもしれません。
ここでは、悩みの相談について『友達とカウンセリングでの相談』の違いについて記載をしてみました。
悩んだ時、友達と話せるメリットとは
悩んだ時、友達と話せるメリットとは何かといわれると、
気軽に相談できる
親身になってくれる
と答える方も多いかもしれません。
飲食時や、ふとした集まりの時、あるいは相談を目的とした集いなど、友達と交流する様々な場面は、悩みや相談をできるチャンスかもしれません。
また、相談の内容に応じて、話す相手を自分で考えることもできることもメリットの一つではないでしょうか?
このような気軽さと自分で適切に話す相手を考えることができることは友人に相談するメリットかもしれません。
『気軽さ』そして『友人関係』への懸念とは
気軽さがゆえに、本気の相談がしづらく、話す内容によっては友人関係への影響を懸念してしまうことも少なくありません。家族問題や異性関係など、大変ナイーブな話の場合、お互いに気を遣わせてしすぎたりなどの友人との関係性に少なからず影響を及ぼしてしまうこともないとは言えません。
また、友人の状況によっては、相談する事すらタブー視される話題もないと言えません。
友人との意見の相違が浮き彫りになってしまうことも
悩みがあって友人へ相談をしたにも関わらず、最後にはあなた自身が消化不良と感じることはありませんか?
会話をしながらも友人の意見にもやっとしたり、なんだか、自分の意見と友人との意見の相違が浮き彫りになっただけと感じる時、もしかしたらそれは相談ではなく意見の交換にとどまってしまったのかもしれません。
カウンセリングで相談できるメリットとは
どんな悩みでも、自分の事を相談できるというメリットがカウンセリングにはあります。
悩みを相談しても良いという『安心と安定感』の存在があるメリット
公認心理師や臨床心理士、更には特定の機関でのカウンセリング実績があるカウンセラーである場合が多く、悩みを信頼して相談できるプロ相手の場合、特に安心感や安定感は大きなメリットかと思います。
相談者が主役のカウンセリングとなる
そして信頼できる相手に相談できるということは、自分を偽ったり飾ることなく、一人の相談者として相談できるということでもあります。つまりは、意見の交換や会話にとどまらない相談者が主役のカウンセリングとなることができます。
良い意味で、適切な距離感のある対話とカウンセリングとは
特に、悩みや辛いことがあって、相談や心のケアを必要とするとき、適切な距離感は大切です。カウンセリングはただ、つらい気持ちを受け止め心のケアを図るだけではなく、対話を通して『どう感じたのか』『本当はどうしたかったのか』カウンセラーが相談者に問いかける場面は多くあります。
そして、その中で『上手くいかなかった事』『上手くいくためにできること』を一つ一つ整理しながら、一緒に解決へ向けてカウンセラーと取り組むこともあります。
これらの取り組みには、カウンセラーとの絶妙な距離感がとても重要な意味があります。カウンセラーが寄り添う場面と、近すぎず遠すぎず見守る場面、カウンセリングの重要な局面でもあります。
そして、ご友人が相手の場合、これらの距離感が上手に調節できないこともあるからです。
さいごに
今回は、悩みの相談として『友人に相談する場合』と『カウンセリングで相談する場合』について比較して記載をしてみました。
友人と相談できる気楽さは大きなメリットだと思います。しかし、一方で友人関係に影響してしまう懸念や友人との距離感が上手く調整できないこともあります。
この記事が、悩んで誰かに話を聞いてもらいたい、相談したいと感じた時の参考になればと思います。
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監修者
カウンセリングルームここまり医師
医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。
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