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2022.12.05
読めば納得!?なぜあの人は私に不快な嫌がらせをするのか?【その心理とは】
INDEX
職場などで不快な嫌がらせをする人とは。明日から『ちょっとだけ』切り替えられるかも!?
あなたに無視や嫌がらせをしたり、不快な気持ちにさせる行動をとる職場や学校の“あの人”ってどんな人でしょうか?
いくつかのポイントを紹介しつつ、対処法についてもご紹介いたしております。
【嫌がらせ理由①】自分に自信がないため、貴方への優位性アピールと嫌がらせ
自信がないので、相手よりも優位に立ちたい
嫌がらせをあなたにしてしまう人。多くの場合には自分には自信がない人も多いのです
自信がないので、相手よりも優位に立ちたい。そのため、相手を傷つけたり蹴落とそうとすることで優位に立とうと行動してしまうために、常に相手のネガティブな部分を探し続けています。
また、あなたを無視したり軽く扱うことで、あなたには眼中にないわ。という優位性アピール行動をとっていることもあります。
時に、ネガティブな行動・発言でなくても、
「その服可愛いね、もうちょっとこうしたら可愛いのに」
「いいな!でも、◎◎ちゃんには、もったいないよね」
「それすごいね、でも私なら△△かな」
など、どこか褒めつつも、最後にはなぜかモヤッとさせてしまう印象を相手に残してしまうこともあります。
相手を純粋に褒めることができなかったり、自分に自信がないことに素直になれず、あなたへの嫌がらせや不快にさせる行動という方法でしか自分の自信を保てなくなってしまっている場合もあるのです。
【嫌がらせ理由②】あなたに嫉妬して、嫌がらせや不快な行動をしてしまう
嫉妬やマウンティングであなたへ不快な嫌がらせをしてしまう
幸せな人や満たされている人は、わざわざ相手を攻撃しません。というのも、相手を攻撃したりすることで、人間関係が崩れてしまったり、今の満たされた気持ちや幸福な気持ちが減ってしまうからです。
つまり現状で十分幸せだ、相手も幸せになって欲しいと考えている人は、嫌がらせのような無用なトラブルを招いたりわざわざ首を突っ込みません。
しかしどこか満たされていない気持ちがある場合、“若さ”や“活力“・”容姿“・”プライベート“・”家族“・”仕事”などのあなたのいずれかに嫉妬をして嫌がらせをしてしまうのが、嫌がらせをしてしまう人の心理の一つでもあります。
また、あなたが頑張れば頑張るほど嫉妬が大きくなり攻撃が大きくなってしまうこともあります。しかしあなたの成長に対する嫉妬は、『嫉妬する本人の問題ですよね』
【嫌がらせ理由③】自分を客観的に見つめることができないとき、貴方への嫌がらせ
嫌がらせをした。その後のデメリットに目を向けることができない
嫌がらせをすることで得られるコトとは何でしょうか?
まずは、あなたの不快な気持ちと言えるでしょう。と同時に、あなたは嫌悪の気持ちを相手に対して抱くでしょう。
いくら嫌がらせの目的が、あなたを不快にさせることだとしても、嫌がらせの結果として、嫌悪・憎悪の気持ちがまさしく自分に向かっていることが十分に自覚できていない人も多いのです。『嫌がらせ』は憎悪の増幅を生む。しかしそれが自分に向かうデメリットに気が付いていないのです。
時に未熟さが、自分の立場を判断できないことも
驚くことかもしれませんが、あなたへ向けた嫌がらせが、そのまま自分への憎しみや嫌悪に繋がっているという、まさにその客観的な視点が欠けていることが多いのです。また、嫌がらせをする自分の未熟さや自己中心的さにも、なかなか自覚できないのかもしれません。
例えば、あなたへ嫌がらせはするのに、困ったときは平気であなたへ助けを求める・仲間であることを主張する、そんな矛盾した行動は自分を客観的に見つめることができない影響かもしれません。
職場や学校、とても狭いコミュニティーの中で、わざわざ嫌がらせの行動をチョイスしてしまうことは本当にメリットがあるのでしょうか?
『私だったら、わざわざ嫌われる行動をしないと思うな・・・・』と思うあなた。大丈夫。その感覚、大切にしましょ!!
不快な嫌がらせをする人への対処法
対処法1:喧嘩はしないが、仲良くもしない。
多くの場合、嫌がらせする人の、プライドやコンプレックスを必要以上に刺激しないことは大切です
挨拶をしない、返事をしないというのは、最も相手のプライドやコンプレックスを刺激しやすいので注意が必要です。
口を利きたくもないという気持ちもあるかもしれませんが、
喧嘩はしないが、仲良くもしないというラインが、『目を見てあいさつや返事をすること』であるというのが、分かりやすいラインかもしれません。
対処法2:相手にしない。『自分のメリット』『自分がどうありたいか』という視点を大切にする
相手からの嫌がらせは毎日が憂鬱でイライラしてしまうもの。しかし今ここで反抗や仕返しをすることは、相手が余計にあなたを刺激する都合の良い理由になってしまいます。
相手がどう思うかよりも、『自分』のためになるかどうか、『自分』がどうありたいか。を大切にする行動も必要です。特に相手の嫉妬やマウンティング行為である場合には、あなたが相手をしてあげる必要はないはず。
あくまでも、“悔しい”の感情を超えて、『自分にとってのメリットかどうか』『相手にする必要があるのかどうか』を考えてみてください。
嫌がらせを回避するために委縮して小さく行動をしたり、誤解を解くための行動に苦慮したり、同じ土俵で反撃しようと考えるよりも、もっと自分が新しいことに挑戦してスキルを磨いて輝いていく方が、ずっと自分のメリットは大きいと思います。
対処法3:冷静になってみる。あなたの良いところは、あの人では分からない
あなたに嫌がらせするのは、『あなたへのコンプレックス』『あなたへの嫉妬』でもあります。それって、『あなたを比較してつい行動してしまう、本人の問題でもあります』そして、その問題に『あなたが向き合ってあげる必要はない』という冷静な視点も大切です。
あなたを貶めようとする相手には、あなたの本当に良いところや素晴らしい行動は見えていないのです。
だからこそ、誤解を解くための行動に終始したり、嫌がらせをされるような環境よりも、あなたを取り巻く世界はもっとずっと広いという視点も大切なのです。
対処法4:相手と距離がとれない。冷静になれない時。カウンセラーに思いっきり話をしてみませんか!?
そうはいっても、適度な距離と関係をとること、相手を考えないようにするのって、実はたいへん難しい事です。
どうしても無理だ!!嫌な人の事、考えてしまう!冷静になれない!という時には、無理せず自分に素直になってみてください。
かくいう、わたくしも、相手を客観的に分析した『つもり』でプチディスりすることもあります。ほら、嫌がらせする人は、自分に自信がない人とか自分を客観的に見えていない人、嫉妬深いとか…この記事の事みたいに。ちょっと言いすぎているかもしれませんね。
さいごに
冷静になりきれない場面で困ったとき。カウンセリングなどで、共有をしてみませんか?
冷静になれる貴方でも時には、イライラするときもあるのではないでしょうか?
それでもぐっとこらえて、相手と直接対決や喧嘩を選択せず、きっといろいろな方法を探し、ぐっと苦慮している方もみえるかもしれません。
もし記事の中で共感される部分がありましたらお話を是非お聞かせくださいね。
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監修者
カウンセリングルームここまり医師
医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。
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