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2023.04.13
占いとカウンセリングの違いについて『解決の相談ができるのはどっちもできる!?』
INDEX
カウンセリングは、心理だけではない場でも多く使われている
カウンセリングという言葉は非常に多く使われており、
カウンセリング化粧品
塾のカウンセリング
スポーツジムのカウンセリング
生命保険などのカウンセリング
結婚式場などのカウンセリング
就職などのキャリアカウンセリング
など、様々です。
これらに紹介した、◎◎カウンセリングというのは、それぞれの分野に関する『相談・ヒアリング』を『カウンセリング』と指していることが多いと思いますが、
この記事で意味するカウンセリングとは、
『心理士や臨床心理士・公認心理師によるカウンセリング・心理療法』として、
『カウンセリング』と『占い』の違いについて紹介をしています。
心理カウンセリングに対する『ネガティブな』印象とは
ですが、心理面に対するカウンセリングに対する印象を、あまり良く思われていない方もいらっしゃるかもしれません。
例えば「心理面に対するカウンセリング」とは、カウンセラーから
「心を読まれる」
「弱いところばかりを言い当てられる」
「自分の見せたくない部分を指摘される」
といった、むしろ『自分のメンタルのあらさがし』をする場
という印象を持たれている方も少なくありません。
『身近な悩みや解決への相談』がカウンセリングの出発点
心理面へのカウンセリングとは、カウンセラーから性格を言い当てられたり、心を読まれて指摘される場ではなく、
実は、もっと身近な悩みや相談からスタートして、解決への足取りを一緒に考えていくのがカウンセリングでもあるのです。
驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、カウンセリングでは、『家庭の事』・『仕事の事』・『人間関係』等、相談者が抱える悩みをスタートとして始まります。
もっと、具体的な内容では、
ある理由で、夫婦関係が上手くいかない事
仕事の上司とそりが合わなくて困っている事
仕事に対するモチベーションが上がらない時やミスで落ち込んだ時
恋人関係で悩んで、落ち込んだり不安になってしまう時
人の目や評価が気になって、自分らしく振舞えなかったと悩んだ時
これらはあくまでも、分かりやすく簡潔に表現したテーマですが、
相談者が抱える悩みをひも解くと、もっと背景や相談者の抱える想いはとても複雑です。これらの相談内容を心理士とカウンセラーが一緒に考えながら、その解決のプロセスをとても重視しながら取り組んでいくことがカウンセリングでもあります。
『自分のメンタルのあら捜し』ではなく、
相談者みずからの発見と選択をサポート
カウンセリングでは、相談者のそれぞれが抱える悩みについて一緒に考えて取り組んでいくことでもあり、相談者のあら捜しの場面ではないのです。
そして時に、「怒り」「落ち込んだ」「つらくてもうだめだと思った」など、
相談者の感情を大切にしつつ、カウンセラーが相談者の立場への理解と癒しの役割を担うこともあります。
そのプロセスを経ながら、『本当はどうして欲しかったのか』『もっとどうしたかったのか』
など相談者への語らいかけをしながら、相談者の心の整理をカウンセラーがサポートしつつ、
そして時には、『◎◎さんの立場になってみたらどう思う?』『こう伝えたらどう感じるかしら?』といった
視点を変えた気付きをカウンセラーから相談者へ促しながら、どう解決に向かっていけるのかを一緒に模索をします。
つまりは、カウンセラーとの対話を通して、相談者自らの心の整理と、そしてその悩みに関わる発見と選択を繰り返していくことがカウンセリングでもあるのです。
『占い』と『カウンセリング』の違いは
心理カウンセリングは、相談者と対話を地道に繰り返しながら、自らの気づきと選択をサポートしていくことでもあります。
一方で『占い』とは、相談者の悩む事柄へ対して、『外から答えを与える』という点が特徴だと思います。
悩みに対して、すぐに答えをもらえる『占い』は『安心感』でもある
悩んでしまった時、誰かに『こうした方が良い』『こういう流れがある』『こっちはダメ』という指南をはっきりしてくれることは安心感でもあります。しかし、外から答えを求める安心感は長くは続きにくいという点には注意が必要です。
『こうした方が良いというアドバイス』は余計に自分で選択することにためらいやすい
こうした方が良い、という答えは、すぐに安心感が得られるというメリットがあります。しかし繰り返すことで、次に何か支障が出た時『どうしたらいいのか』自分では判断ができなくなってしまうことがあるのです。
つまり、自分で決めることよりも、だれかに決めてもらったり、誰かに答えをもらわないと安心できないということが起きてしまうのです。
『カウンセリング』は時間がかかる泥臭い取り組みであるが、
相談者が自ら選択し解決していける力を目指しサポート
一方で『カウンセリング』はカウンセラーが相談者に変わって、決定を促したり、答えを一方的に与えることはありません。相談者自らが『選択』と『答え』を出せるようにサポートしながら、時には辛い思いをした相談者に寄り添います。
そして、カウンセリングの目標は、カウンセリングを離れて相談者が自ら考えて解決を目指していけることでもあります。
あなたの悩みに応じて選んで大丈夫
占いには気軽さもあり、カウンセリングはちょっとハードルは高いなと感じてしまうこともあるかもしれません。
『占い』と『カウンセラー』の違いを紹介させていただきましたように、それぞれの根本的な方法は大きく異なりますので、あなたの悩みに応じて、ベストな方法を選択をしていただけましたらと思います。
カウンセラー・心理士といっても幅広い
そして、カウンセラー・心理士といっても幅広いです。
数か月などの短期間での講座や研修で取得できる種類のカウンセリング資格から、『公認心理師』や『臨床心理士』のように、大学での必要な授業と単位の取得、臨床心理士指定大学院の卒業や、資格更新制度や、教育機関や医療機関での勤務歴などが求められる心理士資格もあります。
さいごに
今回は「占い」と「カウンセリング」の違いについて記載をしてみました。悩んでいる方が少しでも辛さが緩和されたり解決に向かうことを願っています。
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監修者
カウンセリングルームここまり医師
医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。
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