嫌な人との付き合い。どんな距離感が良いの?どんな行動が大切なのか

家庭 仕事 学校

2023.04.08

嫌な人との付き合い。どんな距離感が良いの?どんな行動が大切なのか

嫌な人との付き合いは、むしろ大きな距離感が大事です

仲よくしても、つまらないし、時間の無駄なのに、どうして嫌な人が気になってしまうのでしょうか?

嫌な人との付き合いは、上手な距離感が大事でもあります。今回は距離感について記載をしてみました。

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嫌な人との付き合いにはどんな場合があるのか

・職場や学校:業務や学業上での関わり

・ミーティングや会合など:チームでのミーティングや、会合など

・友人や家族を通した関わり:少人数の中に仲の良い人と、そうでない人がいる

・1対1での関わり:面談や会話など

など、付き合いと言っても、関わる集団の大きさは様々であり、集団が小さくなるにつれて嫌な気持ちの程度も大きく増幅しやすいと思います。

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嫌な人との付き合いは、ゼロにはできないが・・・

人間関係に悩まず過ごせることは理想ですが、人とのかかわりを断って生活するにもいかないため、少なからず人間関係で悩んだり、嫌な人・苦手な人で苦労をしたことがあるという方は、実は多いのではないでしょうか?

『あの人は嫌だな』と思った時こそ、関わりを見直してみよう

嫌な気持ちや不快な気持ちはゼロにはできないかもしれません。しかし、関わり方や不快な気持ちを少しでも見つめなおす、ポイントとして今回の記事でご紹介をさせていただいております。

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嫌な人への上手な距離感①挨拶はしよう!

嫌な人・不快な人に対して、話もしたくない。顔も見たくない。と思うことはあるかもしれません。

確かに、不必要な会話は不要かもしれません。しかし、挨拶をしない行動には注意が必要です。

というのも、挨拶をしないことは、会話をしない以上に社会的な意味が異なってきます。

挨拶は最低限のマナーと捉える人も多く、挨拶のないあなたを非常識とみなして、悪口など敵意ある行動の理由に結び付けてしまうこともあります。

また挨拶のない行動は、人によっては、喧嘩腰・敵意の現れた行為と考えてしまうこともあります。

結果として、余計に嫌な人とのぎくしゃくした関係を誘発してしまいますので、面倒でも挨拶”だけ”は行うというスタンスは大事なように思います。

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嫌な人への上手な距離感②関係改善のために、むしろ仲よくしようとしていませんか?

嫌な気持ちが大きくなりすぎてしまうと、少しでもその気持ちを軽減させることを優先してしまい、敢えて無理して仲よくしようとしてしまうことはありませんか?

嫌な関係は気持ちを重くしてしまい、「なんとかしたい」「抜け出したい」と思ってしまう気持ちばかりがだんだん強くなってしまいます。

しかし不快な人や嫌な人というのは、仲よく付き合ったら問題が解決するのかというと、そう単純ではないのです。

一緒に過ごすことがストレスに感じるのも、当然時間の問題になってしまうこともあります。

嫌な人への上手な距離感③すり寄るような上下関係を作っていませんか?

不機嫌な人がいると周囲の空気が重たくなり、まわりの人が気を遣うというシーンは珍しくはありません。しかしその気遣いとして、あなたが一生懸命ご機嫌を取る役に回ったり、媚びたり、態度を合わせるなどの迎合したりなどの行動をとってしまっていませんか?

不機嫌な人や嫌な人は、上下関係に敏感であることも多く、上下関係ができたあなたへ次第に悪口や無視など、不快な行動をあなたへ、いとも簡単に起こしてしまうこともあります。

相手に流されてしまったり、相手のペースに合わせないと、人間関係が維持できなくなってしまうと、そのような無理した人間関係は、自分の振る舞いと、自分の本当の想いのあいだに大きな隔たりができてしまい、あなた自身が強く苦悩してしまうことも少なくありません。

あなたはご機嫌を伺ったり、媚びたり、迎合したりなどの行動をとりすぎてしまっていませんか?

【あの人は嫌すぎる!!】どう過ごすのが良いのか

多少でも客観的な視点を持つことは大事

不快な気持ちや嫌な気持ちは、自分の判断を誤らせることがあります。

無理をして相手に合わせてしまうことはありませんか?

嫌な人との付き合いは、どうしても冷静になりきれないこともあると思いますので、

相手の行動や自分の行動を客観視してみることは大事です。

必要最低限のルールを守り、後はあまり距離を詰めない冷静さも大事

挨拶と共通する部分もありますが、社会人としてのマナーを満たしている行動かどうか、という指標は相手に対する最低限の配慮を立てる上でも大変重要です。

距離感をどのくらいで設定するべきかは、職場や学校、ミーティング、友人や家族、1対1での場面に応じて大きく異なります。

挨拶だけではなく、目を見て話すかどうかという点も、上記のような人数の多さや、集団の特徴に応じて使い分けるべきでしょう。

礼儀やマナーを守れない相手に対しては、あまり近寄っても仕方がない

一方で嫌な相手は社会人としてのマナーをもって、あなたへ接することができないときもあるかもしれません。

その時は、むしろ関係が深くなりすぎないような距離の方が大切かもしれません。

ここであなたが、無視をしたり、悪口を言うことはむしろ火種を作り、距離感を不必要に縮めてしまうので、注意が必要です。

個人と仕事の関係の線引きは時に重要

仕事上、嫌いな相手とも対話する場面はあるかもしれません。

仕事の立場上、嫌いな後輩のフォローやケアがあるかもしれません。

嫌いな上司への依頼を引き受けることもあるかもしれません。

オトナの事情は大変複雑です。だからこそ、仕事と個人的な関係の線引きは大切なように思います。

『会社の為、そして自分自身のために仕事はきちんとするわ!!』だけど『貴方のための余計な気遣いやつまらない迎合はしないわ!!』くらいの割り切りは必要かもしれません。

「嫌い」な人との関わりで閉塞感を感じたら、『その時が気づくチャンス!!』

【あなたにはもっといい面がある】大切なことは、あなた自身への新しい気づき

これまで、挨拶は最低限に、距離もできるだけ取る、などの記載をしてきました。

これらを踏まえて、『そこまでして何で、自分が気を遣わなくてはいけないの?』『なぜ私だけが苦労する?』と思うこともあるかもしれません。

このように、嫌いな人との付き合いに悩みぬいた結果、「そもそも私がなぜ気を遣う必要があるのか」「その時間がもったいない」、「これ以上悩んでも大した改善にならないのでは」と『つまらなさ』『閉塞感』を感じることもあるかもしれません。

そんな時こそ、あなた自身に目を向けてみませんか?

「すべての人と仲良くすることはそもそも難しい」ですし、あなたには『もっといい面』があります。職場での好きか嫌いかを超えて、あなたが目指す先は何でしょうか?

『私は、こういうスキルを磨きたい!!』『よし、もっと成長して見返してやろう!!』

あなたが、乗り越え成長しようとする、あなた自身の内なる輝きが、広い世界へ目を向けるきっかけや気づきにもなります。

良い気持ちも悪い気持ちも、共有し発散してみよう(話す、食べる、運動など)

そうは言えども、どうしても嫌な人がいる世界で、疲れ切ってしまったり、もやもやと溜まってしまう感情に押しつぶされてしまいそうになるかもしれません。

そんな時は、自分の世界で発散してみることを検討してみてください。

プライベートで過ごす時間を確保したり、プライベートの趣味に没頭することも効果があります。

歌を歌ったり、おいしいものを食べたり、ライブに行ってみたり、運動をしたりなど、あなたが楽しめる時間を取り入れてみるもの良いかもしれません。

また、時には友人や家族に話をしてみることも良いでしょう。もちろん話しづらいこともあると思いますので、そんな時にはお気軽にカウンセリングやカウンセラー・心理士にお話しください。あなたの気持ちを受け止めながら、一緒に気付きを深めましょう。

 

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監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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