理想と現実のギャップ『仕事で悩んでしまう時』

仕事

2023.03.28

理想と現実のギャップ『仕事で悩んでしまう時』

仕事のモチベーションが下がったり悩んでしまう時

理想を持っている人や、また理想という程ではないが、こういう希望があるというお考えの人もいらっしゃるのではないのでしょうか?

希望や理想を持つことは、仕事や職場において、ときに大切でもあります。しかし一方で、現実的な側面が理想とかけ離れている場合には、現実面を否定したり、理想に対して強く意識を持ってしまうことはどうしても起きてしまうかもしれません。

そのような時、仕事に対するモチベーションが上がらなかったり、仕事に対する悩みを抱えてしまうなど、辛い思いをしてしまうことは少なくありません。

ここでは、理想と現実のギャップについて、仕事で悩んでしまった時について紹介をいたしております。

『理想』をコントロール・抑制しない方法とは

理想をあきらめたり、抑制することが悩みを解決するばかりの方法ではありません。

ですが、理想を改めて分析したり、現実をしっかりと見直してみることは大切なことなのです。

理想の分析とは

理想は大きくても小さくても、少しづつ目指せる理想と、ある一定のステップを踏まないと届かない理想など様々だと思います。

ある一定のステップを踏まないと届かない理想の場合は、届くための目標やステップを考えることはとても大切です。

実現可能な確率の高い目標から順番に並べてみることとは

実現可能な確率の高い目標やステップから、そうでない目標へ順番に並べてみることは理想や希望へ向けた分析としてもとても重要です。

早く起きること

関連する本を読むこと

資格を取ってみること

情報収集をしてみること

節約する事

すべてが、ステップであり目標や理想へ近づく第一歩となり得るからです。

現実の分析とは

現状の分析をすることも大切なことです。

今の現状や現実が、自分の理想とどう関連しているのか。

自分の理想に少し通じるところが、今あるのか

今の現状で準備できることは何があるのか

現実のネガティブな面だけではなく、現状で得られるものは何かという点も考えてみることは大切です。

現実の分析と、目標のステップを小さく積み重ねることの大切さとは

理想や現実面でのギャップが大きく感じる時、達成感や前向きな体験、成功体験というのは特に大切です。それは理想が達成できたかどうかではなく、理想へ向けた現実的なステップや目標への取り組みであったということがとても大切なのです。

現実面の過ごし方や、取り組みに意味を感じられることは大きい

それらの理想へ向けた取り組みや目標へのステップは、今の現実面の過ごし方に意味を持たせ、少なからず有意義なものへ昇華していく作用があります。

つまりは理想を実現できたかどうかではなく、今ある現実が理想に向けた取り組みに多少なりとも繋がっているか。という積み重ねが大切なのです。

それは、同時に今の自分の行動が無駄ではないという安心感へも繋がります。

さいごに

理想や現実のギャップが大きいとき、仕事や職場で悩んだり無力感を感じてしまうことはあるかもしれません。

もし不可抗力であると落ち込んだりしてしまう前に、理想はどういうものがあるのか、現実的な側面は何か、ということを考えてみることは一つの手かもしれません。そして、理想が大きい時ほど、このような現実的なステップがとても意義のあるものになります。

もちろん、カウンセリングでもカウンセラーと共に取り組むことも、新たな気づきに繋がるきかっけかもしれません。

カテゴリ:

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監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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