仕事で怒られた時「落ち込む」それとも「落ち込まない」人とは

仕事 心理

2023.06.19

仕事で怒られた時「落ち込む」それとも「落ち込まない」人とは

仕事で怒られるとどう感じますか?

「職場で怒られる」という、一つの事象について、感じ方は人それぞれでもあります。

ここでは、仕事で怒られた時、「落ち込む人」や「落ち込まない人」について心理的な側面を紹介しています。

仕事で怒られて、落ち込んだとき

ショック・悲しい

嫌だな

自分に自信がなくなった

などの、感情が大きくなってしまうことはあるのではないでしょうか?

怒られても、落ち込みすぎないとき

仕方がない・怒られてしまうのは当然

機嫌が悪かったのかもしれない

タイミングが悪かったのかもしれない

次はどうしたら上手くいくか

怒られた原因を精査してみよう

といった、考えが多く浮かんでいるのではないでしょうか?

感情を切り替えるために、選択肢はあるかどうか

つまり、怒られた時に、「落ち込みすぎない人」の特徴として、

ネガティブな感情の切り替え方に選択肢が多い

一つの事実に対して、多方向から分析できる

という側面は、「落ち込みすぎてしまう人」「落ち込みすぎない人」のちょっとした心理面の違いかもしれません。

強いネガティブの感情と事実を結び付けすぎない、自己ブレーキがあるかどうか

また、「怒られた」事実に対して、強いネガティブな感情を結び付けすぎないように、自己調節できることも大切です。

「怒られる」=あなたの全否定ではありません。

「怒られる」側面に、今後の「改善」や「期待」、更には貴方の気が付かなかった立場への理解の促し、といった意味もあります。

また、「怒られる」ことが、時にはタイミングが運悪く重なっていることも少なくありません。

そういう意味では、「怒られる」ことには、あなたの感情をネガティブにするだけではない面が沢山あります。

相手のあなたに対する意図や、複雑に絡んだシチュエーションが関連しているという点にも意識が及ぶだけで、自分の「非」ばかりを追い詰めてしまいすぎない自己ブレーキがかかるかどうかという点にも重要かと思います。

感情がなかなか切り替えられない時、ネガティブな気持ちに自己ブレーキがかからない時

しかし、ショックな事情や、ストレスや負かがかかったとき、というのは、「思ったように自分の感情がなかなか切り替えられず」、「ネガティブな思考がとまらずにぐるぐると繰り返して、ブレーキがきかない」時もあると思います。

そのような時こそ、一人で考えたり悩んで結論を出そうとしてしまいすぎるのは禁物です。

対話を通して、自分の感情や気持ちに、より客観的な視点を穏やかに増やしていけることは、ネガティブな側面だけではない、自身の感情の幅を増やすきっかけになります。

さいごに

「仕事で怒られた時」に、「落ち込みすぎる人」「落ち込まない人」というテーマで心理面の記載をしてみました。

落ち込むほどショックが大きければ大きいほど、感情の切り替えや、ネガティブな感情に対する自己ブレーキというのは、一人だけでは難しいことがあります。そのような時こそ、視点や気づきを緩やかに増やしていけるアプローチとしてカウンセリングなどもご検討いただけましたらと思います。

カテゴリ:

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監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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