自分ルールやこだわりで人間関係にストレスを感じる時

友人関係

2023.03.28

自分ルールやこだわりで人間関係にストレスを感じる時

人との付き合いにストレスを感じてしまうことはありませんか?

自分ルールと、相手の行動のせいでストレスを大きく感じてしまう時とは

几帳面な方や自分なりのやり方やルール、考え方が決まっているタイプの方は特に、相手が自分の枠組みに合わせてくれない、自分の枠組みに反することをされることによってストレスを感じることがあります。

このような自分ルールと相手の行動とで生まれる、日々の小さなズレの蓄積が「合わない」と感じ結果として別れてしまう場合も多いのです。

ストレスを感じやすい時とは

例えば、休日の過ごし方、デートで行きたい場所・やりたいこと、朝起きてから出かけるまでの準備ですること、準備をする順番、食事のタイミングや好み、洗濯や掃除をするタイミングややり方、子育てに関する考え方ややり方、実家の家族との付き合い方・・・などなど交際や生活を継続するにあたって必要な、さまざまな現実的な出来事にどのように対応するか、ということについては人それぞれ違いがあります。また、同時に、この手順だけは譲れない、この手順は相手に任せられるといったように、譲れない場面についてはお一人お一人異なるのです。

相手との違いが少しづつ受け入れづらくなってしまうことも

そのような譲れない場面で、ちょっとしたことでも自分のルールを崩すことができなかったり、相手との違いを受け入れることができなかったりすると「合わない」と感じてしまう事が強く意識されてきます。

また逆に、自分のやり方を無意識的に押し付けてしまって、相手が負担に感じてしまうこともありますし、相手が自分ルールのせいで負担に思っているということにもあまり気づいていない方も多いのです。

時に、お互いの否定につながってしまう辛さ

その結果、相手から自己主張を受け、自分ルールの非難をされてしまい、それが「自分ルール」にマッチしていないだけではなく、自身を否定されたと感じてしまうと「合わない」「一緒にいられない」と感じてしまうのです。

また相手も然りで、相手側も合わせることを求められ続けることで負担が蓄積し「合わない」「一緒にいられない」と感じることも予想されます。

人間関係は無意識的な考えだけでは継続しづらい

このような段階では、もしかすると「言わなくてもこれくらいのことはわかるだろう」「そのうち変わるのでは?」という無意識的な考えがお互いにあるかもしれません。しかし時間の経過に伴った結果、コミュニケーションが不足し少しずつのすれ違いが生まれ、気づいたときには大きな溝になっている、ということもあります。その溝に気づいたとき「やっぱりこの人とは合わない」「どうせ言っても、分かってくれない」「変わろうとしない人」と思ってしまうのかもしれません。

さいごに

今回は、自分のルールや考え方、やり方について関連した、人間関係へのストレスについて記載をいたしました。

自分のペースを乱されたと感じたり、自分のやり方でないと感じた時に、ストレスを感じ「やはり合わない」「一人でいた方が楽」といった想いを抱きやすいポイントについて紹介いたしました。

次回は更に深堀りをして、人間関係にとっての必要なポイントや解決に関連するカウンセリングについても記載をしております。

監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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