『家族と不倫相手への想い』男性の不倫に対するカウンセリング編

INDEX

男性の不倫の場合、家族と不倫相手に対する想いの間で大きく悩むことがある
カウンセリングのメリットとは何か
相談者の想いを確認する
さいごに

男性の不倫の場合、家族と不倫相手に対する想いの間で大きく悩むことがある

「家族には見せられない部分を見せられる」という魅力が、男性の不倫の理由の一つになることは先にも紹介をいたしました。

カウンセリングルームここまり

~~https://cocomari.jp/posts/男性の不倫の傾向とは『家族には見せられない部~~

これらの理由である場合、もともと家族に対して大きな不満がなかったとしても、思いがけないタイミングで不倫が開始されてしまっていることも少なくありません。

今回は『不倫や家族への思いとの葛藤で、悩まれている男性へ』向けたカウンセリングの視点で記載をいたしております。

カウンセリングのメリットとは何か

カウンセリングは不倫を非難する場所ではない

まず始めにお伝えすることは、カウンセリングは不倫を非難したり、正しさばかりを問うものではないということです。

これまで気が付かれてなかった側面も増やしつつ、相談者が自らで考えを整理しながら、カウンセラーと共に気づきを深めてゆく行為でもあります。

つまりは、他者から指南される考えではなく、相談者自らたどり着く考えを重視しているのです。

また、簡単に身近な人達には相談しづらいナイーブな悩みでもあることから、カウンセラーが相談相手というのも気兼ねなくという意味で適切なように思います。

『家族には見せられない部分を見せられる』『もっと満たされたい』

「家族には見せられない部分が見せられる」「もっと満たされたい」という想いの場合、最初は大きな不満がなかったにも関わらず、ふとした瞬間に不倫関係が開始されていることも少なくありません。

家庭環境を壊したくないが、満たされない気持ちとの葛藤で悩む

その場合には、自らの家庭を壊すことに対して非常に慎重になりますが、一方で家族では満たされない気持ちとの葛藤で大いに悩んでしまうことがあるように思います。

カウンセリングでは特に、この葛藤に対して、相談者と共に紐解いていくことは重要であります。

相談者の想いを確認する

妻や不倫相手に対する気持ち･関係性をそれぞれ整理･検討とは

カウンセラーともに、まずは妻や不倫相手に対する気持ち･関係性をそれぞれ整理･検討することがあります

特に妻に対する想いや背景には深いことが多く、そもそも妻のことをどう思っているのか、好きなのか、愛情はあるのか、妻には何を期待しているのか、その期待の背景には何があるのか･････。等だけではなく、また妻の性格、妻がしてくれていること、妻の良いところ、妻に直してほしいところ････など。丁寧に共有していくことは大切でもあります。

このような背景や想いを一緒に共有する中で、時に、妻のことが好きで不倫については悪いことをしてしまったという思い、罪悪感がある、不倫相手にこういう想いがあるという、それぞれの相談者の気持ちが確認できることもあります。

不倫について考えの変化とは

妻で満たされない思いを埋めたかったり、家族とは違う新鮮さなど、不倫の背景は様々ですが、共感できる部分も非常に多いものであります。また、相談者が実際にどう考えたのかというのもとても大切です。

妻で満たされない思いを埋めたかったが実際は埋まらなかった

不倫で得られる満足感とは一時的なものであった

家族への申し訳ない気持ちで居心地が悪くなった

など、、、、

実際には、相談者はどう感じたのかという共有はとても大切です。

現実的な側面など、相談者の様々なケースにあわせて深めていく

ということを共有し、妻に対しての申し訳ないという思いも共有しました。Coでは不倫を責められたと感じられてしまうのは良くないので、どちらかというと妻に対する愛情がある、妻のことが好きだという気持ちを重点的に共感しました。

もし『家族には見せられない部分を見せられる』『もっと満たされたい』という気持ちが背景の場合

『家族には見せられない部分を見せられる』『もっと満たされたい』という気持ちが背景の場合。

具体的に、妻に対しての期待と実際に応えてもらえそうな部分の整理をしたり、「100％受け止めて応えてもらうことは難しい」「100%自分の気持ちに応えてくれる妻ではない」が、「妻のことが好き」「妻が自分にとっては大事な存在」あるいは不倫相手に対する期待への整理などをカウンセラーと一緒に取り組むことがあります。

何回かにわたってこのような内容の話をし、一進一退を繰り返しながら最終的には妻への想いを見なおすきっかけに繋がり、妻のことを受け入れるようになり小さな喧嘩は起こるもののおおむね良好な関係を維持できるようになり治療は終了するケースもあります。