ぐるぐる思考・反すう思考(反芻思考)の心理面と3つの対処法を紹介

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2023.05.12

ぐるぐる思考・反すう思考(反芻思考)の心理面と3つの対処法を紹介

ぐるぐる思考を御存じですか?

ぐるぐる思考とは、その名の通り、同じ考えを繰り返し頭の中に巡らせてしまうことを指してします。

ぐるぐる思考として代表的な考えに、

「ネガティブな考えがとまらない」

「不安が出だすと止まらない」

「嫌な方向へすぐにずっと考えてしまい抜け出せない」

などの考えや悩みにて、カウンセリングでもご相談を受けることがあります。

『ぐるぐる思考』と分かっていても、自分で止められない時も

自分の思考なのだから、そんなに考え込まなくても止めればいいだけでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぐるぐる思考というのは、なかなか自分でコントロールができないからこそ、「ぐるぐる思考」なのです

驚くことに、うつ病や不安症、更にはうつ病とまではいかなくても、抑うつ状態の時には、脳の機能の変化が現れ、ネガティブな思考や不安の感情がとまらなくなる傾向があります。そして、これらの心の不調や症状が、「ぐるぐる思考」を誘発していることもあるのです。

その時には、うつ病や不安症、更には不安症状や抑うつな気分も含めて、総合的に心理的アプローチをすることで、自分でそのような特徴について適切にモニタリングしたり、自分が抱えているストレスとの適切な関係性を見出すことを目指すことで、ぐるぐる思考がコントロールできたり、モニタリングができることをカウンセリングで目指すこともあります。

一つの事を丁寧に悩んでしまい、『ぐるぐる思考』がとまらない時も

また、一つの事を丁寧に悩んでしまい、考えすぎてしまう等の傾向をお持ちの方もみえます。繊細さや過敏さ、更には完璧さなど、皆さま特徴は人それぞれではありますが、知らないうちに『最悪を想定して』『悪いことが絶対に起こる前提で』、丁寧に物事を捉えてしまう『認知面のクセ』がついてしまっていることも少なくありません。

もし、そのような時には、『その最悪の想定が起こる確率は何%だと思う?』『悪い事以外の事は何が考えられる?』といった、視点をたくさん増やすことはとても大切であり、カウンセリングの場でも心理士と対話を重ねながら取り組むこともあります。

『ぐるぐる思考』の対処法とは

「ぐるぐる思考」の対処法①

「ぐるぐる思考」の対処法には、「無理して止めようとしない」「無理して考えないようにしない」ということは大切です。

逆説的かもしれませんが、繰り返してしまう行動を意図的に止めようとする、無理して抑制させようとすることは、大変大きなエネルギーが必要です。

そして、何とか抑え込もう、何とか考えないようにしようとすればするほど、意識と集中が『さらに強く』なってしまい、余計に「ぐるぐる思考」がとまらなくなるのです。

「ぐるぐる思考」の対処法②

思考が堂々巡りを呈した時には、「話すこと」「伝えること」「書いてみること」をトライしてみることをお勧めいたします。

自分の考えを、言葉を発する事・記載することで表現していくことで、自分の考えを確認することは大切です。

このような行動を経ることで、「どうしてそう思うのか」「どうしたら良い?」「ここまで同じことが心配になる理由は何だろう」と、次の考えや疑問へ移動がしやすくなるからです。

もちろん、これらの行動は一人で取り組むことが困難な場合もありますので、友人やメール相手、時には心理士やカウンセラーなど、上手に自分の気分や状況に応じて使い分けをしてみることをお勧めいたします。

「ぐるぐる思考」の対処法③

自分のストレス状況や、メンタル負荷について見直してみる

ストレス負荷大きく、ストレスを多く感じている時、疲れ切っている時などは、考えがまとまりづらく「ぐるぐる思考」は起きやすいです。

また、うつ病や不安症、抑うつ症状や、不安症状は特に、「不安」や「ネガティブ」な思考が繰り返してしまう傾向があるので、『ぐるぐる思考』についてフォーカスを置くのではなく、抑うつや不安症状や関連する心理面にアプローチをすることがとても大切となります。

と同時に、睡眠リズムの崩れや食事などの日常生活のリズムの崩れも、「疲れやすく」、「ストレス負荷を受けやすい」コンディションとなりがちですので、日常生活面からのケアも大切です。

さいごに

ぐるぐる思考・反芻思考について記載をしました

ぐるぐる思考は、「止めれば良い」「やめればよい」という単純なものではありません。その背景は大変奥が深く、相談者それぞれの心理面に応じたカウンセラー・心理士のアプローチがとても大切になります。

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監修者

カウンセリングルームここまり医師

カウンセリングルームここまりの精神科医師と公認心理師・臨床心理士による記事記載と投稿。

医師としてのメンタル診療やメンタルヘルスに関する視点だけではなく、様々な人たちの日々の悩みなどにも注目して記事の記載や監修を行っています。カウンセリングルームここまりは臨床心理士と公認心理師の所属する名古屋市の金山と名古屋駅のカウンセリングルームです。

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